スーパーデッキの場合

アウトリガー張出幅と作業半径図の基本的な見方は今更聞けない(聞きにくい)事・・・①でご案内させて頂いたものと基本的には同じですが、スーパーデッキは少々異なります。

そもそも、スーパーデッキはデッキ上の積載荷重は最大で1,000㎏迄積載が可能ですので、それらを踏まえた作業半径図となっております。アウトリガー片側前後最大張出でデッキ上に1,000㎏の過重がかかっている際には1,000㎏の実線迄が作業半径となるのは、おわかり頂けるかと思います。

スーパーデッキの作業半径図内に標記されている、100㎏、250㎏、500㎏、750㎏、1,000㎏は目安です。

例えばデッキ上に体重80㎏の職人さんが2㎏の道具を持った状態で5名乗ったとした場合、82×5＝410㎏となりますが、410㎏の場合の作業半径は記載が御座いませんよね？その場合の見方は250㎏以上500㎏未満な為、最大作業半径は500㎏の実線迄が作業半径となります。①でもご説明させて頂きましたが、デッキを上空に起伏させている際に何らかの形で過重が増えてしまった場合、それに伴い作業半径も変わってしまい(デッキ上、操作盤にモーメント表示が御座いますので、100％を超えない範囲での過重調整が必要になります。)上空で操作不能に陥る事も御座いますので、過重の増加には十分ご注意願います。

※写真の作業半径図はAT150Sになります。